子供のいじめ
子供たちの世界もなかなか厳しく、幼児であっても、いじめというものがあります。
みんなで楽しく遊んでいるとき、その中に一人少しだけ違う子がいて、テンポがうまく合わなかったりすると、その子は仲間外れにされてしまうのですね。
たとえば、遊びというものには、楽しい遊びも嫌な遊びもあって、子供たちは嫌な遊びであっても自分たちなりに乗り越えながら、さらにおもしろい遊びにしようとしています。
ところが、苦手なことや嫌なことがあったりすると、すぐに避けて諦めてしまい自分で乗り越えようとしないで、助けを求めてしまう子もいます。
そんな子が、やる気になって遊んでいるみんなの中で、その輪を崩してしまうと、みんなはどう思うでしょうか。
あの子はどうしてそんなことをするんだろう、仲間から外してしまおう、ということになるでしょう。
そのような仲間から外れてしまう子は、散らかしたものを、自分で片づけたりすることが、なかなかできない子が多いようですね。
子供たちは、そういうことを敏感に感じるみたいですね。
だから、仲間外れにされた子が、諦めずに自分から挑戦することができたとき、周りのみんなは、自然にその子を受け入れてあげるのですね。
つまり、仲間外れにされてしまうということは、他の子たちと一緒に遊べるまで成長していない子、と子供たちに判断されてしまったのですね。
もし自分の子が仲間外れやいじめにあっているのではと思ったら、子供が自分のことを自分でやっているか、思ったことを行動にできているかを確かめてください。
それがしっかりとできるようになったら、きっと仲間外れやいじめはなくなるでしょう。
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共働きの悩み
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共働きとなると、大事な子供は保育園などへ預けないといけませんね。
こうなると、母は子供と接する時間が少なくなり、大事な成長期に必要な愛情を注ぐことがなかなかできなくなってしまいます。
そのことで、不安や心配が生じてくるでしょう。
そんな悩みを抱える母、共働きでも心配いりませんよ!
周りの声を気にせずに、自分の思ったように、決めればいいのですね。
仕事も家事も子育ても・・・なんてストレスが溜まってしまう、という母は、仕事をせずに育児に専念すればよいのですね。
ずっと家で子供と二人っきりでいるほうがストレスになる、という母は、外で働いて気分転換したほうが良いでしょう。
きっとそのほうが気持ちがすっきりし、もっと子供にも優しく接することができると思います。
それでは、共働きで子供との時間が減ってしまった場合は、どうしたらその時間を補えばいいのでしょう。
まずは、食事の時間を大切にしましょう。
母ができるだけご飯を作って、子供と一緒に食べるようにしましょう。
母が作った料理からは、たっぷりの愛情を受け取ることができます。
そして、食事をしているときは、保育園や学校での出来事などを、しっかり聴いてあげるのが大事ですね。
忙しい母は、子供が話をしようとしても、なかなかゆっくりと聞いてあげられないことがあります。
たとえ忙しくても、少しだけ手を止めるか、それをやりながらでも構わないので、できるだけしっかりと話を聴いてあげましょう。
そして、少しでもいいので子供と遊んであげたり、抱きしめたりスキンシップをたくさんとって、楽しい時間をつくってあげましょう。
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子供のこころの成長
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子供のこころの成長は、親からの愛情が基本となります。
親からたっぷりの愛情を与えられれば、子供のこころは安定し、さまざまなことを繰り返しながら成長していくのですね。
子供のこころは、甘えと反抗を何度も繰り返しながら成長していくようですね。甘えるということは依存することで、反抗するということは自立することなのですね。
生まれたばかりの赤ちゃんのこころは、母に依存しています。
そして、その甘えに対して母が応えてあげると、赤ちゃんはとても安心することができるのですね。
安心感を与えられ、どんどん成長していくと、今度は反抗の態度を見せるようになります。
これが自立しようとしている証拠なのですね。
どうしてこんなに反抗するんだろう、と悩んではいませんか?
これは、ごく自然のことで、確実に成長しているということなのですね。
このような態度が見られたら、決して怒らず、自立心が芽生えたことを喜んでください。
子供が自分の思い通りになったら、今度は不安な気持ちが出てきます。
その不安が強くなると、再び母の元へやってきて安心感をもらうのですね。このように、母に安心感をもらって、自分の知らない世界に飛び出し、不安になるとまた母に安心感を求めるのですね。
こうしたこころの成長を繰り返しながら、子供は大きくなっていくのですね。
だから、子供が安心感を求めてくるときは、しっかり与えてください。
そして、子供の知らない未知の世界に飛び出して行こうとしていたら、それをやさしく見守ってあげてください。
いろいろな経験や体験をしていきながら、子供はグングン成長していくのですね。
弟、妹の誕生
弟や妹が生まれて、お兄ちゃんやお姉ちゃんになる、という経験は、子供にとって大きな出来事ですね。
母におなかをさわらせてもらったり、耳を当てたりして、赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみにしている気持ちは本物ですね。
しかしそれは、子供にとって、大きな試練の始まりでもあるのですね。
下の子が誕生することは、自分だけの大事な母との関係を邪魔する存在が現れるということで、不安な気持ちになることも事実なのですね。
しかし、その不安な気持ちを直接母に向けて、はっきりと表現できる子の方が、素直に下の子の誕生を喜べるというものですね。
だから下の子の誕生に対して、ぐずったりわがままになることは、心の中にたまった不安を吐き出すという、子供にとってのストレス発散法なのですね。
しっかりぐずれるような子は、弟や妹というライバルが現れても、少し時間はかかるかもしれませんが、きちんとその不安を乗り越えることができるものですね。
逆に、下の子が誕生した時、まったく母に甘えず、あっさりしていた子は、その後、行動面で心配なことが現れる場合があります。
このような子は、誕生した時、うまくストレスを吐き出すことができず、ずっと尾を引いているのでしょう。
子供は、自分は愛されていないんだ、と感じているかもしれません。
少し行動がおかしいなと思ったときは、気がついたときに思いっきり慰めてあげてください。
母の愛情を肌で感じたとき、下の子の存在を認め、お兄ちゃんおねえちゃんらしくかわいがることができるでしょう。
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子供のかんしゃく
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子供がちょっとしたことでかんしゃくを起こして、困っている母は多いと思います。
しかし、実はかんしゃくを起こしやすい時期というのは、自立欲求が始まる時期でもあるのですね。
この時期は、立派なお兄さんやお姉さんになりたい、という気持ちが湧いてきているのですね。
しかし、それとは逆の気持ちも出てきます。
立派なお兄さんやお姉さんになる自信がない、ママといつも一緒の赤ちゃんのままでいたい、という甘えの気持ちですね。
この時期は、この二つの気持ちが混在しているのですね。
子供はこの二つの気持ちに揺れてしまうことにイライラし、それがかんしゃくの原因となるのですね。
子供が抱えている苦しい気持ちを、ママに対してうまく伝えられるようになると、かんしゃくは確実におさまっていくでしょう。
そのために、かんしゃくを起こしたときには、子供が本当に訴えたいことを感じ取り、慰めてあげてください。
子供は苦しい気持ちをわかってもらえると、一時的に大暴れするかもしれませんが、そのうちに甘え泣きするでしょう。
また、赤ちゃんと接するように、添い寝して優しい言葉をかけながらヨシヨシしてあげてください。
このように、苦しい気持ちに対してママの方から慰めてあげるのも効果的ですね。
このとき、「それをやってはいけないんだよ。」と言う必要はないと思います。子供は、してはいけないことを知っていて、やっている場合が多いのですから。
気持ちが和らいできたら、自然に理性をもった行動がとれるようになるはずですね。
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子供の無視
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子供が親を無視して、ムッとしたことありませんか?
無視するのには、ちゃんと理由があるのですね。
子供が「無視」するときは、親が強く子供をコントロールしようとしたときですね。
たとえば、無理矢理言うことを聞かせようとしたり、子供の言うことにすぐに「だめ!」と強く批判するときですね。
大人が子供をコントロールスすることに対しての防御法として、子供は「無視」をするのですね。
いつか子供は、親が自分をコントロールしようとしていることに気づきます。
そして、子供と大人との会話が成り立たないとしたら、子供にとっては無視するくらいのことしか対応できないのですね。
こういった冷え切ったコミュニケーションが続くと、「今日は学校で何をしたの?」といった、ごく普通の会話にも影響が出てきてしまいます。
その会話は子供にとって、学校であったことに興味があるのではなくて、何かをコントロールするのではないか、と考えるようになることがあるのですね。
子供でも大人でも、一人の人間として人格を認めることが大切なことですね。
ですから、子供にもちゃんとした説明をし、子供の話をよく聞いてあげることが大事なのですね。
子供だからこれくらいでいいだろう、といいかげんに接していたとしたら、無視されて当然なのですね。
子供の話し方にまだ未熟なところがあって、それが大人にとってはイライラしてストレスが溜まることもあるかもしれません。
しかし、そんなときこそ真剣に子供と向き合って、お互いに人間性を認め合いながら、話をすることが大切だと思います。
そうすることで、コントロールしたりされたりすることが、自然となくなっていき、子供が無視することもなくなるでしょう。
父も子育てに参加
父方は、子育てにきちんと参加していますか。
母だけに、任せている方は多いと思います。
子育ては、父と母が協力して、力を合わせてやっていくものなのですね。
母は毎日毎日、体調が悪くても、どんなに疲れていても、家事と子育てから離れることはできないのですね。
父がもう少しだけでも家庭に目を向けて、一緒に子育てに参加してみてはどうでしょうか。
父にできることはたくさんあるんですよ。
母の子育ての悩みを、聴いてあげるだけでもいいのですね。
母が、いろいろな悩みを抱えていることに気づいてあげてください。
聴いてもらうだけで、きっと母はすっきりとした気分になれるでしょう。そして、また明日からがんばろうという意思が湧くのですね。
また、母に感謝の言葉をかけてあげましょう。
父は仕事から帰ってくると、「お疲れ様」と言われることがあると思います。
しかし、母は、家事や子育てが当たり前だと思われてしまい、そんな言葉をかけてもらうことは少ないと思います。
一言だけでも、父に言ってもらえるだけで、育児の疲れも吹っ飛んでしまうでしょう。
どうか、母の努力も分かってあげてください。
父の役割として、子供と遊ぶことも大切ですね。
子供が大きくなるにつれて、体を使った遊びに興味をもち始めます。
そうなると、母が相手をするのは大変になってきます。
だから、父が遊び相手となってください。
きっと子供は大喜びするはずですね。
母は、1日中子供の相手をしてクタクタなはずですね。
寝不足になることもお互いさまなのですよ。
「どうせ昼寝すればいいだろ」なんて、言ったことはありませんか?
そんな父は、休みの日に「一日母」をやってみてください。
そうすれば、母の大変さが分かるはずですね。
そのほか、子供と料理を作ったり、お風呂に入ったりと、簡単に父にできることは、たくさんあるのですよ。
1つずつやってみることで、家庭の中に、何か変化が現れるでしょう。
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子供の教育について
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親としては、子供の「教育」に対して、とても敏感になるのは当然のことですね。
しかし、ちょっと一生懸命になりすぎていませんか?
もちろん「教育」は、大切なことですね。
しかし、あまり教育が厳しすぎると、子供はいつか爆発して、登校拒否や非行に走ってしまうことになる可能性があります。
だからといって、教育を全くしなくていいわけではありません。
基本的な生活習慣や、人を思いやる気持ちを身につけることは、とても大切なことですね。
しかし、子供に対して一方的に教え込むのではなく、母や周りの大人が、行動や態度で表すことが大事ですね。
母が、子供に望むことを、普段から見せるようにするのですね。
子供は大人を見本としてよく観察しています。
だから子供は、自然と母や大人の真似をし、それを身に付いていきます。
また、子供に「〜しなさい!」「これはダメ」というようなことばかり言うのも、あまり効き目はないようですね。
それよりも、母が悲しんでいること、喜んでいることなどを、言葉に出し多く使っていくことが大切ですね。
子供にとっては、大好きな母に悲しい思いをさせたくないのは当然ですね。
子供は、母が喜ぶ姿が見たいのですね。
だから、子供の心にしっかりと伝わる言葉をかけてあげてください。
最後に、自分が子供を教育ないと、いい子に育たないのでは?と少し力が入りすぎてはいませんか?
そんな方は、もっと楽に考えてみるべきですね。
また、子供がうまくできてないのは、親の自分のせいだとは決して思わないでください。
母自信が自然な姿を見せてあげれば、子供は自ら学んでいくはずですね。
もし失敗すれば、子供が自分で考えて、改善していくでしょう。
母も、もっと楽観的に子供と接し、毎日の生活を楽しんでいくことが大切なのですね。